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今週のワートリ(大規模侵攻⑯)

たまには月曜日に更新しようと思いまして。
発売したての33号分です。


◆新型7体
 通しで読んで確認したところ、内訳は

・ランバネイン型(頭と腕がグレー、腹がホワイト):2体
・エネドラ型(腕がブラック、頭と腹がグレー):2体
・ヒュース型(頭と腕がホワイト、腹がグレー):3体

 ということになるようです。
 また、冒頭でエスクードに捕まったヒュース型も後半で数えた限り脱落していない様子。この姿勢から破壊するのも難しそう(ヒュース型は火力ないし)なので、エスクードそのものに制限時間があるか、あるいは使用者が離れるとダメなのか、理由がありそうですね。迅さんとヒュース(本物)のシーンにいけばヒントが得られそうです。

 これまで他のカラーリングの色つきラービットも登場していないので、遠征組のうちハイレイン、ミラ、ヴィザ翁の能力を持ったラービットはいないと考えていいでしょう。
 これまでラービットに能力を反映する条件として『角付きであること』を考えてたんですが、そうするとハイレインとミラの能力を持ったラービットがいない理由が説明できない。ミラの能力は戦闘向きでないからだとして、あとはハイレイン隊長の能力次第ですね。ヴィザ翁については角がないことに加えて『“国宝”の能力をトリオン兵ごときに付与することを避けた』と理由付けすることもできそうです。


◆A級3バカ登場
 ほんとおいしいなこいつら。
 しかしこの3人が再登場したってことは、やはり風間隊残党の二人も再登場あるな。エネドラ急襲の報を受けて戦闘経験がある&耳が有用という理由で本部に戻るのは十分な理由だし、忍田さんの援護として登場あるで。ノーマルトリガー最強さんの強さを目の当たりにしてドン引きする菊地原ワンチャンあるで!
 ライバルは当真さん。

 緑川のスコーピオンが迅と同じ形状なのは、これ絶対真似してるよね。緑川が迅さんに助けられた頃は迅さんは風神使ってたと思うけど、模擬戦の映像とか残ってないと考えるほうが不自然だしな。可愛いやつだ緑川。あとさりげなく左右両手にスコーピオンが装備されてることが確定した。

 無事に修と出水の面識もできたし、4巻のおまけ漫画で絡んでる「少し未来」の条件が整いましたね。
 A級1位の同じシューターということで印象付けもばっちり済んだようですし、今後絡みもあるでしょう。今回の烏丸との絡みや佐鳥にスナイプされたときの絡み方を見ても、出水は後輩の面倒見よさそうですし(人気投票の結果も高かったし)、修が活躍するときの回想シーン(笑)で烏丸に代わって登場する日も近そうだ。

 尚、ここで3バカが引き受けたラービットは弾バカがランバネイン型2体、槍バカがエネドラ型1体、緑川がヒュース型1体です。
 次のページで烏丸先輩がヒュース型とエネドラ型を1体ずつ引き受け、そして最後尾に残っていたヒュース型が修たちのほうにきているという配分。冒頭でエスクードにやられていたのはヒュース型ですし、最後尾にいた理由はそういうことでしょう。


◆猫
 出穂ちゃんの頭の上の猫ですが、激しく運動している人間の上でこの姿勢を維持するためには相当頭に爪を立てねばならず、ちょっと無理じゃないかなぁと思ってたんですが、この子トリオン体だからダメージ受けないんだった。こんな細かいところまで設定を活かしてくるなんて葦原先生さすがですね(棒


◆ぼくは大丈夫だ!ベイルアウトが……
 大丈夫じゃないです修さん。木虎が喰われたの見てただろ。
 それだけベイルアウトには安心感があるんでしょうね。「死んでも死なない」んだからそりゃそうだわなぁ。


◆トリオン臨時接続
 今週の考察要素。
 千佳がトリオンを供給したのが修の「アステロイド」なのか「トリオン体」なのか、という問題があります。というのも先週の公式Q&Aで、

 というものがありまして「トリオン体そのものに補助効果を付与できる」「トリオン体にもコストという概念がある」ことが明らかになっています(ベイルアウトもこの効果の一つでしょう)。
 コストについては、大規模侵攻の前にイルガーの襲撃があった際(ユーマが川に引きずり落としたやつです)、トリオン体は作成できたもののレイガストが出なかったこともこれで説明できますね。逆に言えば1巻の時点でトリオン体のコストがあることは推測できたわけですが。

 さて、このようにオプションや制約があるなど、トリオン体はトリガーと非常に似通った性質を持っていると考えられます。というよりはトリオン体もトリガーの一種と考えるべきでしょう (『トリガー』の定義は色々あるかと思いますが、ここでは「トリオンで作られ、使用者の意思で操作できる道具」ぐらいの定義です)。
 かくして、千佳ちゃんが「アステロイド」ではなく「トリオン体」に直接トリオンを供給したのではないか、という解釈が可能になるわけです。イルガー襲撃時にユーマが『強』印で修のトリオン体を強化できたのもこの理屈ですね。

 と、まぁこのように思いついたのはいいんですが、少なくとも今回の件についてはトリオン体ではなくアステロイドにトリオンを供給しているように思います。根拠は描写です。
 修の独白「あの時みたいにぼくの武器に千佳のトリオンを……!」の他、「アステロイド!」のコマで手の中央部(恐らくアステロイドの出力部分)が強調されているあたり。
 「トリオン体もトリガーの一種」は否定されていないので、今後も注目して考えていこうと思います。


◆回想シーン
 修が活躍するために必要な儀式の一つ、回想シーン。木虎もいるし、背景にC級隊員もいるのでユーマの入隊日でしょう。
 で、そこで語られているアタッカーの「連携がかなりシビアになる」ですが、以前風間さんも諏訪隊の笹森に似たようなことを言って凹ませていた理屈が説明されましたね。葦原先生どうやって話考えてるんだろう。あの時点で修のこの活躍まで決まってたってことなのか?同じ大規模侵攻編だからそれもなくはないだろうけど…。
 それとも「アタッカーの連携はシビア。一方射程がある武器は連携しやすい」みたいな設定要素が山のように書き連ねてあって、戦闘ギミックが必要になるたびに選んで引っ張ってきてるんだろうか。こんな細かい設定まで?

 …思い返してみれば、接近戦武器で連携攻撃してるのってほぼ風間隊だけですね。単純に漫画として表現するのが難しいのかもしれないけど、設定に忠実にやってるんだとしたら、これ結構すごいことなんじゃないか。
 あとは東隊もアタッカーが二人いますね。登場したシーンでモールモッド相手に前後から連携して攻撃してる様子が描かれてます。
 三輪と米屋の二人も近接武器持ちですが、ユーマを攻めたシーンでも三輪はハンドガン型トリガーを使って連携していますね。二人で同時に斬りかかってるのはレッドバレットが決まってトドメを刺しにかかったときだけ。
 なるほどなぁ。


◆でかっ!!
 猫も驚いてるwwww


◆ハイレイン隊長出陣
 三輪ーッ、早くきてくれーッ!!
 「よ、米屋と合流しにきただけなんだからねッ」みたいな展開を期待します!

 

今週分は以上でーす。
僕が申し上げたいのは、クラピカ優秀すぎる件と、渚きゅんがあざとすぎる件だけです。