今週のワートリ（大規模侵攻⑮）

32号分。
エネドラｖｓ諏訪隊で始まって「つまんなウソつくね」で終わった回。

◆仮想戦闘モード
　はい外しました。諏訪さんによればエネドラも回復するそうです。前回のラストで言ってたデータがどうのみたいな細かい話はすっ飛ばして「空間内のトリオン体を自動修復」という効果の機構だと解釈しておくことにします。
　前回もう一つ妄想してた、壊されたときに諏訪さんがどうなるかはまだよくわかりませんね。

　それにしてもエネドラもきちんと合理的に考えて行動しますね。作者としては「操作盤に気付かれるかどうか」に焦点を置くために他の可能性を説明しておきたいんでしょうが、結果としてキャラがどいつもこいつも賢く見えるのはハンターハンターと同じだなと思います。
　どっちも震えるほど好きなので、このあたりの丁寧さが僕にとってこれらの作品の魅力なのだと思いますが、詳しくは未分析です。

◆新オペ子！
　４ページ目下に新オペ子が登場しました。話の流れから考えて諏訪隊のオペレーターである小佐野瑠衣で間違いないでしょう。単行本６巻で一足先にプロフィールだけ公開されていますが、特筆すべきは「趣味：麻雀」ですね。髪にも気合入ったふてぶてしい面構えからも納得の趣味。
　さて、17歳の女子高生が麻雀を趣味にしてるだけでも面白いところですが、ポイントは諏訪さんの趣味も麻雀であるという点です。どっちかがどっちかに教えたんでしょうか、それともたまたま趣味が縁でオペレーターをやってるんでしょうか。妄想のはかどるところです。
　個人的には、小佐野さんみたいな愛想なさそうな子が実は諏訪さんラブ勢みたいなベタベタの展開が好きなんですが、沢村さん＆忍田さんと微妙に被るのが気になるところ。
　いや、それでも僕は「小佐野さんが大好きな諏訪さんの趣味の麻雀を頑張って覚えたものの、今では諏訪さんより強くなってしまい、ついうっかり『諏訪さん今日もごちそうさまっす。この前の分と合わせて早く払ってくださいね』的な憎まれ口を叩いて、後から『あああまたやってしまったわたしのバカ』とベッドで悶える」というベタベタのやつを強く希望します。小佐諏訪ください。

◆忍田さん出動
　前回の諏訪隊の登場で、ついに出番なしかと思われた本部長ですが、諏訪隊がエネドラの解析を行うということで仕事のできる場面が整いそうです。
　あとは風神を使うかどうかですね。ノーマルトリガー最強の男という触れ込みですし、ここは弧月＋シューターあたりでスタイリッシュに決めていただきたいところ。
　風神については三輪に使ってもらいましょう。今後の展開で迅の予言通り彼が風神を使うことになるでしょうし、それならイメージがブレないようにしたほうが良いというものです。三輪隊に奈良坂という優秀な指揮官タイプの男がいるのも、三輪がS級になって隊を抜ける伏線なんじゃないかと思います。

◆ヒュースのマーカー
　『千佳だけじゃなくて修にもつけたことに意味があるはず』みたいなことを言ってましたが、この描写だと千佳につけた破片と修につけた破片（マーカー）は別物と考えたほうがよさそうですね。
　で、ミラのトリガーとリンクしているマーカーを、ヒュースが修に設置したことに関しては大変鋭い考察をこちらでされているので、興味のある方はご覧ください。

http://d.hatena.ne.jp/kaito_maguro/searchdiary?word=%2A%5B%B9%CD%BB%A1%5D

　いつもの綾辻さんの人のブログです。正直合理的思考に基づいた考察ではこの人に敵わないので、この後の後半も言うことなくなってます。自分の記事書く前に他人の記事見るからだね！我慢できなくなったんだから仕方ない。
　真の考察勢は他人のをみてその上で自分の考察を構築するんでしょうけども。

◆後半
　ということで考察関連は特に思いつくことなし。
　やっぱり通常のバトルシーンは少し物足りないかなぁという印象です。キャラの動きの連続性が直感的に理解できなくて、何が起こったのかわかりにくい、というんでしょうか。NARUTOやD.Graymanほど酷くはないんですが、ハンターハンターと比べるとどうしてもその点で負けているなと感じます。クロガネも結構わかりやすかったんだよなぁ。
　まぁ迫力不足はずっと言われてることでしょうし、葦原先生だって手をこまねいてるわけじゃないでしょう。実際連載当初に比べれば格段にカッコいいバトルだと思います。何事も一朝一夕で上達するものではないでしょうし、（そもそも比較対象がハンターハンターだし、）迫力については一旦アニメに補完してもらうということで今後も期待していくことにします。

ということで以上です。
次回は烏丸先輩回ですかね。楽しみだ早起きしよう！