今週のワートリ(大規模侵攻㉒)
本誌巻頭カラー、8巻発売、アニメ第一話と怒涛のワートリウィークが明けた月曜日。
ユーマの戦いを予感させる引きに、クラスタは「ついに主人公か!」と逸る気持ちそのままページをたぐる。そして―
◆冨樫
ということでまさかの下描き掲載。僕はそれほど古いジャンプ読者ではないので(8,9年ぐらい)この掲載手法がまれによくあることなのかは分からないんですが、とにかく「冨樫っちまったか…」とリアルに呟いたことは確かです。
僕の観測できるワートリクラスタが口をそろえるように、僕自身も葦原先生にはじっくり休んで体調を整えてから描いていただきたい、仕事しろ編集部!という気持ちです。商業的に無理のしどころなのはわかるんだけど…。
◆位置関係まとめ図
恒例になってきたまとめ図です。各々の目的が書いてあってわかりやすいですね(ビガミの【使命】みたいだなぁと思った)。
面白いのはユーマの目的が「修たちの援護にいく」なのに対して、迅の目的が「足止め」である件ですね。迅は修たちのピンチが具体的にわかっていないのか、わかっていてなお足止めが最善だと判断しているのか。
ユーマvsヴィザと迅vsヒュースのそれぞれで若いほうが「倒して合流しなければ」と思ってるのも偶然ではない気がしますね。もちろんユーマは修を助けにいかなくてはまずいのを知っているわけですし、ヒュースもこのままでは「見捨てられる」ようですから当然の判断といえばそうなんですが。
◆レプリカのセリフ
複合印や多重印を使うには時間がかかるということですが、このセリフでは「ユーマの黒トリガーの能力をレプリカが拡張していた(=ユーマの黒トリの能力はやはりコピーだった)」とは確定できないですね。「レプリカの子機では(本体に比べて)性能が落ちる」という解釈ができるからです。実際後の三輪のシーンで盾印使ってるし。
ですのでこのセリフは、ここまででユーマはレプリカの本体なしでは印が使えないのではないか、という描写がされてきたことへの補足(これからユーマが印使うけどおかしくないよ)でしょう。
◆『響』印
情報収集用の能力ですかね。この場合は瓦礫の下をヴィザの足元まで抜けられるルートを探しているようですが、円よりも相手に気づかれにくいのがセールスポイント。
◆ヴィザの防御
射印を防いだ花びらみたいなやつ、防御用のトリガーだと思いますけど詳細はよく分かんないですね。今のところ黒トリガーの発動時には他のトリガーは使用できないと考えられるので、これも星の杖の能力なのかもしれない。形状も星の杖のブレードと似てますし。
なお錨印を防いだヴィザのマントは戦闘体のオプションだと思ってます。
◆三輪とレプリカの会話
「喋ってる間に攻撃しろよww」というツッコミを許さない通信シーン。ジャンプのバトル漫画ではよくあることだしそれが悪いことだとは思わないけど、いちいちきちんと理由を描写しておくことでリアリティにつながっているのでは?という命題が生まれた。
今週は喋るときに口開いてるので発声してるみたいですね。先週のもまぐろ氏が言ってる「小声だった」という解釈でいいのかなぁ。そっちのほうがアフトとボーダーの差が明確になっていいなぁ。
◆金の雛鳥を捕え次第艇で離脱する
ヒュース放置フラグが順調に建設されていく。
◆レプリカ死す
生きてるとは思う。レプリカ先生が死んだら今後のネイバーフットでの展開がやりづらそうというメタ視点で。おそらくこのダメージで、ユーマの黒トリガーとレプリカの関係が多少明らかになるんじゃないかしら。例えばユーマの黒トリガーがトリオン兵の能力を拡張したりトリオンを供給したりするものだとすれば、レプリカを修理できたとしても不自然ではないし。
レプリカを狙うに至ったミラの思考はどうなんでしょうね。単純に「ラービットがダメならその操作者を狙う」程度のものなのか。
直前の「相性が悪い相手と戦わされている……」がわざわざ描写されていることを踏まえれば「そのマッチングを仕掛けたのがレプリカである」まで考えている可能性はありますね。
三輪vsハイレインのコマでもレプリカの子機がはっきり描写されてますし、事実レプリカにはそういう意図があったと考えてさしつかえないでしょう。いちいちセリフも歴戦の猛者感あるし、かなり高性能だなぁレプリカ。突飛な話だけど、誰かベースになった人間がいるのかもしれない。死に際の誰かが命とトリオンを使って自律トリオン兵を作った、みたいな。ユーマの母親とか。
さて、そのように高性能なレプリカが、自分が狙われることを想定しないということはありえますかね。何か仕掛けを打ってる、あるいは保険がかけてあるんじゃないかなぁ。
以下、本誌の別の漫画の感想
◆ヒーロー
ほらほら面白さが加速してきたぞ!
イレイザーヘッドは1ON1は強そうだけど、集団に対してはどうにもなりそうにないな。どうなるのか今から明日が楽しみ。このUSJ編の面白さ次第ではコミックス購入まである。
◆ソーマ
王道王道&王道って感じ。絵上手だし、ソーマはこれで十分だと思う。
「明日も絶対に店は開けなきゃならねー…!」もカッコよかったし。
◆銀魂
え、終わんの?
まさかねぇ。
◆ニセコイ
59るりちゃんだった(写真とセリフ枠のデフォルメキャラは除く)。
生きててよかった。
◆斉木
たまにこういうクリティカルヒット飛ばしてくるから斉木はあなどれない。
◆こち亀
普段はあんまりこういうことは言わないように気をつけてるんですが、この際なのではっきり申し上げておくと僕はアンチこち亀です。面白くないのに終わらないからです。
◆その他
ヨアケモノとコンドルは畳みにかかってますね。NARUTOも終わるし、スポーティングソルトやハイファイクラスタも控えているので、これあと2ターンぐらいはジュウドウズ生き残るんじゃね?
ジュウドウズが長期連載化してほしいかというと必ずしもそんなことはない(短期連載のほうが映えると思ってる)んですけど、あと2ターンぐらいだったら生き残ってくれていいかなぁ。少なくとも今名前をあげた作品(NARUTOを除いて)より面白いと思うし。
あーッ、つくづくなんでソルキチが左遷されたのかわかんねぇッ!!