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41号のワートリ(烏丸京介)

幻想郷の征服が完了したんで書きます。
41号分。暗殺教室をあわせて、ダブルカラスマが大暴れした週の話。


◆ガイスト
 レイジさんの覚醒技が『フルアームズ』という名前だったんで、烏丸先輩の覚醒技も同じ名前かなと思ってたんですが、そんなことはなかったぜ。考えてみれば玉狛の売りは各々の独自トリガーなんですから、ここでひとまとめというのは安易でしたね。
 さて、そのガイストですが1ページ目のグラフによると「斬・特・速・射」とあと1つ何かを調整できるようです。どうやら斬は弧月を持ってる腕を強化しているようなので、射あたりはアサルトライフルと腕が同化したりするのかしら。速は脚部の強化で確定として、問題は「特」とあと一つですね。
 特はオプショントリガー系統の強化かなぁ。すごく太いエスクードとかが出るイメージ。エスクードの発動の際に足元から地面をトリオンが走るような描写があるので、それ経由で強化することは可能でしょう。サイドエフェクトの強化というのも想定しましたが、それなら「副」になる気がするのでオプショントリガー説のほうにします。
 で、見えてない一個は装甲の「甲」と予想しておきます。どうせ持ってるであろうシールドの「盾」にしなかったのは、自分の戦闘体をいじったほうが強化されてるごつごつしたイメージに合致するからです。それだけです。


◆ずりーやつ使ってんじゃん
 この台詞に救われた。
 玉狛の独自トリガーは後出し感が強くて、良くも悪くも「ジャンプ的」な印象があるんですが、そっちに偏りすぎるとワートリの良さであるキャラクターのリアルな思考、既知のありものだけで解決する頭脳戦の緊張感が薄れてしまう危険性があります。
 ところが米屋のこの台詞は、玉狛が「特別」であり「特例」であり「異常」であると規定してくれました。これはただのキャラクターの軽口ではなく作者からのメッセージだと僕は考えます。こういう演出は特例的なものだから安心して読んでくれ、今は烏丸のかっこよさを堪能してくれ、というメッセージ。
 うがった見方かもしれません。しかしこれまで多くの「説明台詞」が本編中で散りばめられてきたことを考えれば、それほど突拍子もないことだとは思いません。


◆回想シーン:迅と烏丸の会話
 レイジさんが烏丸と小南を逃がすように動くのを、烏丸は知ってたんだなぁ。じっくり7巻の該当シーンを読み返したいところ(布教のために貸してるので手元にない)。
 回想最後の「聞いといてよかったです」はベイルアウト後の「結局迅さんの予知通りか…!」と合わせて、「聞いた通り(=千佳と修の未来を変えられない)になってたまるか!」という気持ちの現れだと思います。


◆ハイレイン隊長の分析
 ガイストの効果を見事に説明していただきました。説明のための不自然な台詞がないというのは、ワールドトリガーの恐ろしいところの一つだと思ってます。不自然な説明台詞が入ってくると、漫画の世界に入って読んでいたのを引き剥がされるような違和感を覚えますし、漫画で一つの世界を表現する上でとても重要なことだと感じます。
 ワートリに感じる「リアリティ」の源泉はこういうところなんじゃないかなぁ。


◆槍バカ
 出水に続くおいしい枠がこちら。この準々主役級のキャラ(と呼ぶしかない)までいちいち仕事していくの、ファンとして感情の整理が大変なんでやめてくれませんかねェ
 ランバネインを迎えにきたミラの攻撃を回避し、緑川がやられたハイレインとラービットのコンビネーションをかいくぐり、そしてハイレインと直接対峙しながら、ここまで米屋がしぶとく生き残っているのは、やはりこの後で三輪に対して役割があるからなんだろうなと思ってます。
 これは我ながら深読みだなと思いますが、三輪が姉を亡くしていることをホイホイ喋ったのは、三輪を誤解してほしくない気持ちからだったのでは?などと妄想。でもここまでの描かれ方がほぼ戦闘バカだからなー。混乱する三輪を救う役割、メインではなくサブぐらいのやつ…ないかなー。あってほしいなー。三輪の孤独を救ってやってほしい。


◆ハイレインのマント
 蜂が出てくる2コマの右側のほう、ひょっとしてこれマント切れてるかもしれないことに今気づきました。ヴィザのマントもすぐ作り直してたので、切れてたとしてもすぐ直ったんでしょうけど。


◆勝敗はそれ以前に決まっている
 「戦術」と「戦略」の話ですね。
 いくら烏丸が手持ちのカードでの効果を最適化しようとも、そもそも手持ちのカードを選択できるがごときハイレインにははなから勝ち目がなかった、という話。
 葦原先生はこの戦術と戦略をきっちり区別して、戦略が戦術の上位にある前提で話を作ってくれているので、僕のようなゲーム脳にはとても読み心地がいいです。風間隊逃げるシーンほんと好き。


◆烏丸勝利
 事前の予知で、修と千佳の未来を変えられないはずだった烏丸ですが、どうやら二人の未来に何らかの影響を与えたようです。おめでとう烏丸先輩、予知通りじゃない、無駄死じゃなかったよ!というシーン。
 じゃあ何が影響を与えたのか。僕は、烏丸がトドメを刺されたハイレイン&ミラのワープ弾幕コンボの情報を、修が得たことだと予想します。
 
 ・「卵の冠」の弾丸が追いつかない→烏丸の頑張りがコンボを引き出した
 ・あんなもん初見じゃかわせっこねー、という解説がついてる→初見でなければかわせる
 
 ビガミでいうと、ミドル戦闘で得た奥義情報をクライマックス戦闘の遺言で渡すようなものですね。こう考えると、烏丸先輩は勝負に負けて試合に勝ったとも言えましょう。

 

以下今回から始まったワートリとは関係ないジャンプの話。


◆イリーガルレア連載終了
 ストーリーとかはよくあるアレでお察しでしたが、このきれいな絵で厨二病全開の感じは嫌いじゃなかったです。
 ジャンプは前から順番に全部読む勢としては、お目当ての漫画にたどり着くまでに障害となるマイナス漫画がどうしても発生するのですが、イリーガルレアは比較的ずっとプラスでいてくれてありがたかった。椎橋先生なら次の連載もあると思うので、楽しみにしています。


◆ジュウドウズ連載開始
 長期連載は苦しいかなという印象なんですが、短期集中連載だと思えば、このテンションの高いガチムチバトル漫画はあってもいいなと思います。女の子剥くだけの漫画よりずっといいです。むしろ楽しみです。伊達先輩も結構好きだったんだよな…。


◆火の丸相撲
 読み切りは面白かったけど連載すると4巻ぐらいで終わるスポ根漫画のパターンかなと思ってました。話の筋はまさにその王道だったんですが、思ってたより面白く読んでます。あんまり読み込むような真似はしてないですけど、漫画が上手なんだろうなぁ。


◆ソーマ
 日向子先輩だーッ ヤッター!!
 三十路手前で大人のお姉さんの風体のくせに中身は子供っぽいコミックリリーフこと日向子先輩に眼鏡かけさせたい人生だった。僕に眼鏡をかけさせたがるなんてね、ほんとよっぽどですよ。おっぱいも三白眼も日向子先輩の前ではかすむわ。四ノ宮お前はやく責任取れよ。俺はお前らのスピンオフ漫画が読みたいんだよあくしろよ。

 

というわけで41号分は以上でーす。