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Twitter:@karyu_m(ワートリのこと以外も呟きます)

先週のワートリ(大規模侵攻⑱)

月曜日に更新すると、油断して次の週の更新をサボります。
サボったあとの連続更新後は気分が乗っているので、翌週は月曜日に更新します。

以下ループ。


37・38合併号。
エネドラ戦終了の回です。

 

◆忍田さんのここが凄い!

・アタッカーなのに中距離レンジ
旋空弧月によるものと思われますが、伸びた刀身で正確な斬撃を繰り出せるのはさすがの本部の虎。

・1ターンに4回攻撃
FF6皆伝の証も真っ青の高速攻撃。描写から察するにこれ居合い切り的な何かなのでそれを加味するととんでもない動きですよ。さすが本部の虎。

・回避しながら攻撃
相手のターンのはずなのに回避しながら攻撃。翌週に菊地原のサイドエフェクトを借りていたことが判明しますが、それにしたってチート性能です。モンハンで言えばモンスターの攻撃中も構わず殴り続けられるようなものですさすが本部の虎。

・斬撃が曲がる
回避しながら斬ってるコマで、明らかに剣閃が曲がってます意味分からん。斬ったあとに移動しながら高速で鞘に収めた軌道なんだと納得することにしましたさすが本部の虎。

・袈裟切り+逆袈裟
同時に斬ったようにみえますが、これも高速連続斬撃の成せる技でしょう。ほぼアバンストラッシュXですさすが本部の虎。

・体内にシールド
前のページの「……けど気をつけろよ」あたりで攻撃を察知。即座に戦術的失敗を認めて被害を最小限に食い止める対応力が憎い。身のこなしだけでなく思考まで素早いさすが本部の虎。

・「私の仕事はもう終わった」
アバンストラッシュXでの決着が最善だったはずなのに、そんなことはおくびにも出さず、さも最初からこっちが狙いだったかのように決め台詞を言い放つ強かさ。一流のボーダーは口喧嘩も一流。さすが本部の虎。


◆一応補足しておくと
僕は忍田さん大好きです。


◆今週二番目に好きなコマ
 ストラッシュXしくじった後のエネドラのカウンターを忍田さんが回避してるコマ。小さい絵ですけどボクサーっぽい構えで「回避してる!」感が伝わってきてすごく好きです。
 4巻の菊地原の首チョンパのコマも好きなんですが、こっちも風間さんと太刀川さんが風刃の遠隔斬撃に備えて回避行動取ってるんですよね。回避というものに僕の琴線に触れる何かがあるのかもしれない。


◆スタアメーカー
 「star:星」ではなくて「stare:じっと見つめる,凝視する」のほうでしょうね。あるいは両方を含むダブルミーニングかも。
 説明で「対隠密戦闘で有効」とありまして、最初読んだときは「限定的すぎるだろ」と思ったものですが、風間隊の過去話のあたりでカメレオン開発後、ランク戦で隠密戦闘が流行った(=カメレオン強かった)ということなので、それに対する対抗策として開発されたのかもしれません。
 ポケモン第五世代で格闘タイプが幅利かせまくったのに対して第六世代で刺客ファイアローが導入されたのと同じような原理ですね。
 特定のトリガー(この場合はカメレオン)がランク戦の環境を席巻するというのは、実際にネイバーがカメレオンに似たトリガーを使ってくるとまずいということですから、(個別メタに近い形であっても)それに対抗できるトリガーを開発しておくというのは筋の通った話です。
 諏訪隊がたまたまそんな個別メタトリガーを用意しておいた理由は簡単で、諏訪隊もまた(少なくとも笹森は)カメレオンを使用しているからです。同タイプメタをデッキに差しておくのはセオリー。


◆おサノ!
 小佐野は「オ↑サ↓ノ↓」ですけど、堤さんのこれは「オ↓サ↑ノ↓」ですよね。
 こんな細かいコマの呼びかけだけでキャラの関係性ぶっこんでくるのマジ卑怯。参考にしたい。


◆カメレオン+弧月
 この結論がでなくて更新が滞っていたと言っても過言ではない描写がこちら。カメレオンと弧月の同時使用です。
 カメレオンの弱点が「発動中は他のトリガーを使用できない」で、これを見破った修が風間先輩の突貫を引き出したのは5巻の見所の一つですが、弧月は「一度出すと消せない」トリガーです。
 では一度弧月を出したあとのカメレオンの起動は可能なのでしょうか。

 自分の中で納得のいく結論は出てません。無難な落とし所は「カメレオン発動中は弧月に手を触れていなければOK」あたりですが、どうもスッキリいかないというか。
 「手で触れている」ことがトリガー技術において何がしか意味のあることなのかどうか、という問いに対する結論がでていないとも言えます。


◆煙幕
 この煙幕が一体何なのかも説明がないですね。「死に際にそういうオプショントリガーを使用した」か「トリオン体そのもののオプション」あたりが考えられますが、後者とすると少々ご都合が過ぎるので前者かなぁと思います。
 エネドラvs諏訪隊が始まる前から「風間隊による不意打ち」が作戦として明確に組み込まれていたのなら、一旦戦闘体を解除して作り直すというのはできるかもなぁ、ぐらいが僕の納得できるご都合レベル。


◆「弾を集中しろ!!」
 諏訪さんのこのマジな顔とセリフも陽動なんだぜ。そらエネドラも騙されるし読者も騙される。


◆トドメ
 風間隊やったーーーーー!!!よっしゃーーーーー!!!!

 読んだときにリアルで「やった!」ってガッツポーズしたら妹にドン引きされたけど僕は元気です。
 負けっぱなしで終わらない、因縁の相手へのトドメの一撃。こういうジャンプっぽさは大歓迎。
 菊地原節(しかも相手は諏訪さん)も聞けたし、たしかなまんぞく。