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実質ワートリ専用ブログ。

Twitter:@karyu_m(ワートリのこと以外も呟きます)

今週のワートリ(玉狛第2⑥)

2015/10号の感想記事です。
vs荒船/諏訪隊終了回。


■千佳の砲撃
 威力に任せて射線無視。なるほど面白い。千佳のトリオン量も遊真の強さも紛れも無くチートなパラメーター設定だけど、血筋でも覚醒でも何でもないところがワートリの特徴ですね。「強いから強い」アッハイ。
 ちょっと気になるのは威力描写のためか、コマ数が多くてスピード感がないところ。このページ、一番最初のコマないほうが僕は好み。


■荒船反撃
 笹森が腕切り飛ばされてる隣のコマで、さりげなく千佳を確認してますね。さすが荒船先輩、伊達にキザじゃない。
 千佳も退避の姿勢ではあるけど被弾してしまったのは、さすがにスナイパーとしての経験値砲撃の弱点か。射線は自動的に通ってるし、位置もバレバレだものね。逆に相手にスナイパーさえいなければ、かなり鬱陶しいんじゃないだろうか。本命にも囮にもなれる。


■修と遊真のコンビネーション
 連載91話にして初
 遊真が相手を誘って視界から修を外させ、ここまで手を出さず隠密に徹してきた修が攻撃。いい連携だった。修の2×2×2のアステロイドが小さすぎるのがまたなんていうか感慨深いんじゃ。
 一方遊真は諏訪の攻撃をシールドでガードしてるわけですが割られてますね。諏訪も拡散させずに撃っただろうし、距離も近いから命中弾も多かったんでしょう。遊真がシールドを絞って展開してる(=足や腕は捨ててとにかく死なないためにガードしてる。諏訪隊に点をやらないためでしょう)ことを考えれば、瞬間火力のショットガンタイプの面目躍如か。


■荒船隊
 こいつらみんな頭トゲトゲしてんな。
 命をすててチャンスを作った穂苅とチャンスを得点に繋げられなかった荒船のやりとりがカッコいい。


■諏訪隊
 おサノ好き。諏訪さんだけさん付けしてるとかじゃなくて、これ完全にアダ名が「すわさん」のやつだ。


栞ちゃん
 涙ちょちょぎれてる栞ちゃんも可愛い。
 だがこれは栞ちゃん本人の優しさもさることながら、千佳の圧倒的庇護され体質によるものが大きい。ワートリアニメはあんまりマジメに見てませんが、千佳の可愛さを引き出したことだけは間違いなく評価できる


■緑川の独白
 今週の一番よくわかんねぇコマナンバー1
 普段意味の薄いセリフやコマがほぼ皆無なマンガだけに、このコマの不可解さが胸につかえる。この後どこにも繋がってなくてただの緑川の感想で終わってしまっていて、修をdisっただけになってしまっている。
 修にそんな悪感情はないはずだし、だとしたら何だ。ひょっとして後半の「諏訪隊もう1点」に意味があるのか。もう1点とってほしかったのか。さてはお前も諏訪さん好きか。「諏訪さん今頃キレてるだろうな~」ってひょっとして何かしら繋がりがある伏線だったのか・・・?
 うーん、どうだろ。諏訪さん有名人だろうし何とも言えない。まさかおサノが好きってこともあるめぇ。個人的にはそれがいいけど。


■いつもの古寺アゲ
 だぁから古寺隊だって!A級昇格戦で当たるって!
 それにしても「真髄」とか言っちゃうあたり、こいつ軍師キャラこじらせてる感あるな。


なくなっちゃいました


■B級中位戦、続く。
 アオリから察するに別の展開は挟むみたいだけど、大筋進めつつ鈴鳴第一の紹介みたいな回を3,4週やるぐらいじゃないかなぁ。気になるのは那須隊の扱いだ。しっかり顔見せしてちゃんと戦うのか、それとも主役は鈴鳴第一に譲るのか。普通に考えたらただのモブ扱いだと思うので、ちゃんと顔見せしてキャラ立ててくると思います。ワートリは常に僕らの期待を裏切る
 それにしても村上が背中しか写ってないの、すごい今更感ある。


■展開予想の答え合わせ
 前々回やった「登場人物の活躍度合いからの展開予想」。葦原先生のキャラを均等に活躍させてくる作風を逆手にとったわけですが割りといい線いってたなと思います。その後の具体的な予想はいつもどおりぐだぐだだったけどな!
 修が最後の最後まで動かなかったのが敗因だなぁ。あえて打たずにプレッシャーをかけるっていう戦術、これ絶対遊真の提案だろ。こんなん戦闘経験値ないと思いつく立ち回りじゃない。修はもっとこう「遊真と挟み撃ちで各個撃破」とか言い出してたに違いない。

今週9号のワートリ(玉狛第2⑤)

久しぶりの今週分。B級中位戦3週目。


■私がB級に上がった頃には
 オペレーターにもC級やB級が存在することが示唆されました。栞ちゃんは以前「(ネイバーフットには)A級にくっついていっただけ」と言ってましたが謙遜じゃないですか奥ゆかしい
 単純に武富ちゃんが戦闘員からオペレーターに転向しただけかもしれんけど!


■削られた足を隠すため
 気づいてなかった。4,5合併号確認したところ、確かに諏訪の攻撃が命中してますね。言われてみれば接近戦に入って逃げる気もないのにバッグワーム展開しっぱなしはおかしい。前回のラストの時点で違和感を覚えてしかるべきでした。
 ついでに荒船の使用トリガーも追跡しました。当初はバッグワーム+イーグレット、荒船の追撃にシールドを展開しており、その後バッグワームのない寄りのコマがあるのでおそらくこの時点でシールド+イーグレット。その後遊真の前に弧月+バッグワームで現れる、と。
 シールド展開してる荒船が小さすぎてバッグワーム着てるようにもイーグレット持ってるようにも見えるので、ここは印刷の綺麗なコミックスで確認したいところ。
 
 それにしてもこれ一瞬で見抜く東さんマジで有能すぎるだろ。


■遊真vs荒船
 最近のトレンドは「今使用してるトリガーは何と何か」に注目しながら読むことです。
 例えばこの遊真vs荒船の対決だと、途中で遊真が2本目のスコーピオンを起動させています。これは穂苅の援護射撃で受け太刀を余儀なくされた遊真が、防御力を高めるために採った選択だと推測できます。もちろん脆いスコーピオンで防戦に回るのは不利なので、それだけ遊真も苦戦してるんだなと伝わってくるわけです。楽しい
 他にもバッグワームのオンオフはあっちこっちでやっていて、ランク戦のセオリーが伝わってくるようでリアリティを感じます。注目してなかったかたは是非バックナンバーをご確認ください。
 関係ありそうな公式Q&A置いときますね。




■穂苅捕捉される
 穂苅と笹森の追いかけっこが始まります。笹森はもう隠密である必要がないのでバッグワームを解除。一方穂苅はイーグレット+バッグワームのまま逃げます。笹森に飛び道具がないんでしょう。あればシールドのためにどっちかを解除していたはず
 一方穂苅の援護がなくなったため、エース対決は遊真が有利に進め始めます。とはいえさりげなくスコーピオン片方折ってるあたり、荒船もタダではダメージを受けませんね。


■修牽制
 実際どっちかに割って入ると大して役に立たないという。そういう意味でもあえて手を出してないのは正解だよなぁ。ハッタリですね、ハッタリ
 もちろん修が大したことないのは過去映像でバレてるんだろうけど、それでも振られる前のサイコロには「6がでるかもしれない」という強みがありますからね。


■穂苅捨て身
 わずか2ページで笹森の成長と穂苅の漢っぷりを描写してしまう、この力こそが葦原先生の漫画の上手さですね。どちらもカッコいい。
 その結果遊真が一撃を喰らって、今週最大の見せ場に繋がっていきます。これぞ集団戦。(なお折られたスコーピオンは出し直した模様)
 この逆転シーンでは東さんではなく緑川が目立ってますね。これがB級とA級の差なのか、スナイパーとアタッカーの差なのか、実際に遊真を知っているかどうかの差なのか。注目したいのはこの「逃げると見せかけて攻めに転じる」ギミックは緑川がランバネイン戦で見せたものとすごく似ている点ですね。そしてそもそも緑川にとってそのヒントになったのは他ならぬ遊真自身だったわけで。穿ち過ぎかなー、そんなことないと思うんだけどなー。


■吹っ飛ばす!
 本当にやりやがった!
 あんなんギャグシーンだと思うじゃん。伏線かよ。また葦原先生にやられた。
 それにしてもエネドラ戦といい、笹森こんな役回りばっかだな!


■展開予想
 生き残ってるのが修、遊真、千佳、荒船、諏訪の5人。
 ちょっと三雲隊残り過ぎ感はあるけど、わざわざこのシーンで引きにしたってことは素直にふっ飛ばされるってことはないと思うんですよね。かといって千佳が諏訪を吹っ飛ばすとそれでほぼ決着しちゃって修の出番なさすぎ問題が。荒船の不意打ちに気がつくとかすればいいかしら。
 あ、三雲隊が勝つは勝つと思ってます。ここでB級中位で足踏みしても遠征編に繋がらないし、最終的にはたぶんA級8位の一条隊か片桐隊(どっちもROOM303のキャラ)とやるとこまでランク戦はやるんじゃないかなぁ。
 間に別のエピソードは挟まってくると思いますけどね。第一に同じような展開が続くことがあるし。第二に上位組に既出のキャラが少なすぎる。来馬隊と東隊って話もありますが、それだともっと上のほうの「A級だったこともあるB級隊」あたりのおいしそうな伏線が生きてこない。
 進学イベントまではまだ時間があるし、キャラとの絡み増やすなら防衛任務あたりかなぁ。今まで言葉は何度も登場してるけど、実際どんなことしてるかまではほとんど描写されてないから、ここらで知りたいなっていう気持ちもあります。

今週のワートリ(玉狛第2④)

長かった。
年末合併号、休載、新年合併号、実に3週間ものワートリ日照りに耐え、ついにファンの報われる日がやってきた。本当に長かった。


■ぼくたちがやられたら緊急脱出しろ
 これ過保護なのか、相手に点を与えないための戦術なのか判断つかない。僕は過保護だと思います。千佳一人でも、残りが手負いだったり一人だったりすれば勝てるチャンスは十分あるわけだし、目標がA級入りであることを考えると早めのベイルアウトは合理的じゃない。過保護
 修の過保護描写は「麟児に託されたから」で回収されたと思ってるんですが、まだ結構強調してくるので、もう1回ぐらい何かで伏線として使いそうですね。


■シールドの仕様
 ・シールドによる防御力にはトリオン量が影響する
 ・防御範囲を絞れば防御力は高まる
 以上2点、ランバネインの攻撃を出水がシールドで防いだときに予想してたシールドの仕様が当たって嬉しいです。
 また、イーグレットは基本的にシールドでは防げない(割られる)というのがはっきり示されました。対ランバネインで荒船さんがA級3バカに助言した「イーグレットを防ぐレベルのシールドを持っている」というのは、それを踏まえた上での発言だったわけですね、なるほど。


■諏訪さんカッコいい
 荒船を追えば残りの二人の的になるのを承知で、位置を割り出すための囮として突貫する諏訪隊長カッコいい。超人的な強さは持ってないけど確実にプロフェッショナルといえる仕事っぷり。


■遊真vs半崎vs堤
 まず「違う!玉狛よ!!」のコマ。半崎のバッグワームに何かバッジみたいなの付いてるなと思ってよくみたら、どうやら「探知されません」マークですね。これついてるの初めて気づいたんですけど、単行本さかのぼってみたら今までも普通についてた。読み落としたか…!
 で、ついに遊真のスコーピオンが回避されましたね。さすがB級中位は簡単じゃない。とはいえ半崎が不意打ちに反応できたのは加賀美さんの警告のおかげだと思いますが、バッグワーム着てる遊真が近づいてきてるのを何でわかったんだろう。バッグワーム発動直前に方向転換してたのを見てたとかかな。加賀美さん最初にミスを反省してるし、それぐらいは注意深くなっててもおかしくはなさそう。
 なお遊真は半崎に二撃目を加えようとしてるコマでバッグワームを解除しています。トリガー使用枠を空けるためでしょうから、この時点でグラスホッパーの使用は頭にあったんでしょう。この三つ巴の入り乱れた目まぐるしい攻防から、目の覚めるようなグラスホッパーは燃えました。読者が納得せざるをえないギミックで読者を出し抜いていくバトル漫画ってそれ最高じゃん。vsヴィザ翁のときより遊真がカッコいい。


グラスホッパー
 グラスホッパーは緑川が教えたということでしょうが、きっかけは何だったんだろうと考えたときに思いついたのが冒頭でレイジさんが言ってた防衛任務です。あれ緑川も当番だったんじゃないですかね
 というのもちょっと日付を計算しまして、まず3号で三雲隊が諏訪隊荒船隊の傾向を予習してる際、「残り3日」と修のセリフがあります。同号のラストでB級中位戦は2月5日だとあるので、修のセリフは2月2日、また、緑川が遊真にグラスホッパーを教えたのは2月4日となります。
 さらにさらに3号と今週8号冒頭の回想シーンを比較してください。遊真と千佳の服が変わってるのに対して「昨日からずっとやってる」修だけ同じ黒いシャツを着たままです。このことから回想シーン(遊真の防衛任務)は3号翌日の2月3日と推定できます。
 以上、遊真と緑川が普段会わない生活をしているとすると(遊真が本部にいったり、緑川が玉狛にきたりしない)二人が接点を持つことができるのは2月3日の防衛任務ぐらいではないか、と推定できるわけです。
 
 2月2日:3号の描写。
 2月3日:8号の回想シーン(昨日からずっとやってた修の服が変わってない)
 2月4日:「昨日」。緑川が遊真にグラスホッパーを教える
 2月5日:B級中位戦

 まぁ緑川、普通に玉狛遊びにきそうですけどね(台無し)


■古寺がずっと真顔なのが気になる
 三輪隊は古寺隊になったと僕は思ってるんで。


■諏訪隊の仲の良さ
 つつみんて。堤さんも敬語だしよォ!
 兄貴肌の諏訪さんに弟属性笹森。スーパーマイペースの小佐野に糸目人格者の堤。隊内カップリングがはかどりますね! でも僕は以前熱弁したようにこさすわ派なんで。


■スナイパーが残ってるとめんどくさいからね
 やっぱ草壁隊はスナイパーいないんだな…。


■イーグレットを防ぐ遊真
 これは読者、取り分け僕のようなゲーム脳の連中への補足ですね。「シールド貫通とかスナイパーむっちゃ強いじゃん」に釘を刺したんだと思います。


■アクション派狙撃手
 なんだよそれ。笑うわこんなん。アバンストラッシュかよ
 前回の4,5合併号を確認する限り、荒船の腰に弧月は見当たらないので今出したんでしょう。まぁ出したら消せないから邪魔そうだもんな。
 ソロポイントはA級の緑川や米屋が9000台前半ぐらいなので、荒船さんも相当な使い手ですね。どっちかに専念していれば『A級クラスのエース』だったんだろうな。


■登場人物の活躍度合いからの展開予想
 ・遊真:活躍十分、いつ退場してもおかしくないが主人公
 ・千佳:身を隠したことからもう1度狙撃がある。
 ・修 :まだ何もしていない。もう一仕事する。
 ・諏訪:根性見せた。いつ退場してもおかしくないが足をやられたのはもう一仕事するフラグ。
 ・笹森:活躍度0。もう一仕事する。
 ・荒船:実は目立ってるだけ。穂苅と組んで遊真を圧倒するぐらいしてほしい。
 ・穂苅:ここまで渋い活躍。あとは荒船の援護をすれば退場か。

 (遊真、荒船、諏訪)の戦場と、(穂苅、笹森)の戦場がほぼ確定。あとは千佳と修ですね。
 「スナイパーが有利な地形」であることからラストは千佳が高台を取り、荒船か諏訪を倒して終了が美しい。荒船かな。荒船がスナイパーにやられるっていうのはお話としてもおいしいし。個人的には遊真が荒船の動きを封じてもろとも撃つっていう展開を希望。従って諏訪さんには荒船&穂苅のコンビネーションの犠牲になってもらおう。
 問題は穂苅と笹森だなぁ。笹森に接近されたら穂苅は逃げるだろうから、そこを修が足止めするような形がまず思いつく。問題はそのあと修vs笹森で修が勝つビジョンが見えないって点だ。ただ笹森のカメレオンに対して修は「風間さんと戦ったことがある」という強みがあるので、そこで逆転のギミックは作れるかも。むしろこっちの戦場を千佳がもろとも吹き飛ばして、ラストは遊真が援護のなくなった荒船倒して終了のほうが無理ないな。「イーグレットを捨てた荒船がスナイパーに倒される」っていうのは捨て難い思いつきなんだけどなぁ…。
 
 これぐらい言っとけばどれか当たるだろ!


 今週は以上でーす。