50号のワートリ(三雲 修⑨)
修の回想回。
■唐沢さん
リアルタイムで読んでた時は知るよしもなかったけど、「ラグビーやってた」はこの人の持ちネタなんだなぁ。
シリアスでミステリアスなキャラクターをこういうところから崩していくのはTRPGでロールプレイするのに参考になる。
■麟児の協力者
最初はネイバーかなと思ったけど、麟児がボーダーのトリガーを渡されてる以上は考えにくい。
あとは玉狛支部というのも考えたけど、それにしては千佳が玉狛にいったときの反応がなさすぎる(「あの麟児の・・妹!?」みたいなことはリアクションあるはず)。
そもそも「取引」ってことは麟児の側から、そういった特殊技能集団に差し出せるものがあったということ。トリオン能力が遺伝によるものと考えれば、千佳の兄である麟児のトリオン能力もズバ抜けて高い可能性はあるし、それを差し出した(協力の約束とか)というなら納得できる。
あるいは、そもそも麟児は一言も「千佳のため」とは言ってないので、千佳を差し出したという可能性もある。「保証はないが」のセリフの前の沈黙も修をどうごまかすか考えてるように見えるし。
さて、差し出したのが麟児本人か千佳かは置いておいて、そのどちらかだとすると、トリオン能力の高い人間を欲しがるというのは実にネイバー的という印象を受ける。最初は否定したけれど、ボーダーのトリガーを持っているネイバーは存在する。ボーダーが遠征で「交渉でトリガーを交換」したネイバーだ。そして事を荒立てたがらない性質のそのネイバーがこっそり玄界にきて、こっそりトリオン能力の高い人間を取り込んだり誘拐したりしているのは筋が通っている。
ということで、麟児の協力者は、こっそり玄界にきてるネイバー、という線で考えておきます。答えでるのはまだまだ遠くになりそうだなぁ。
■刑事?
麟児誘拐現場で「トリガーを使った形跡があり・・・」って喋ってる人これだれ。モブの顔じゃない。
■無事か?メガネくん
冷静に考えれば、確かにワールドトリガー冒頭のシーン、修が迅に助けられているシーンには疑問を持つべきだった。修は蓮乃辺の出身で、最初のネイバー侵攻には巻き込まれていないんだから。
読み込み浅すぎって話なんですが、でもここは素直にやられたなぁと思いました。このあと迅に後押ししてもらって入隊できたんだろうか。
■修母
若くて美人なのはまぁ置くとして、このシリアスな表情から、修にボーダーやめろ的なことを言うんだと思ってました。
C級が誘拐されたり死者をだしたりして市民からバッシングが強まるボーダーと、命の危険に瀕して母やあるいは父からボーダーをやめるよう迫られる修を同時進行で描いて「いや、やめない!」的な決意を描くのかと、
そう思っていた時代が僕にもありました。