ツイッターで吐き出しにくいまとまった長さの文章を置いておく場所。
実質ワートリ専用ブログ。

Twitter:@karyu_m(ワートリのこと以外も呟きます)

7巻のワートリ

7巻の感想になります。ネタバレには一切配慮してないので相応の覚悟でオナシャス。
駆け足でざっくりと、の予定。


◆表紙
 この巻で一番活躍してるのは小南というより米屋だと思うんですが、やはりこの巻数の少ない段階で準主役級ですらない米屋に表紙が与えられるということはないようです。15,6巻ぐらいまでいったらワンチャンあるかもなー。
 
 表紙折り返しの作者近影は、今までで一番クスっとしました。
 カバー裏のネタバレについては後で。


◆荒船隊のプロフィール
 荒船さん18歳。
 正直もうちょっと上だと思ってました。クールさによる補正のせいか。出水にも「荒船先輩」じゃなくて「荒船さん」って呼ばれてたもんな。これもクールのなせる技か。
 この隊は全員クール属性ありますね。上からクールマン、クールガイ、クールボーイって感じ。オペレーターもクールなのかな、と思ったけど好きなものから読み取れる芸術家肌と、あえて好きなモノに「水」をあげてくるあたりから、変な子のような気がしますね。眼鏡しててほしい。
 
 あと荒船さんといえばダイナミックエスケープが特徴ですが、きっとアクション映画から影響受けてるんですね。間違いない。


◆柿崎隊のプロフィール
 やはり注目は巴くんの「14歳」ですね。誕生日が12月なので、おそらく中学2年ということになります。すでに登場してる人物で言えば千佳や出穂ちゃん、緑川と同い年になりますね。
 緑川あたりとなんか因縁があると嬉しいなぁ。一方的にライバル視してるとか、あるいは劣等感を抱いてるとかでもおいしい。


◆エネドラのプロフィール
 1つ外した、20歳だった!
 好きなもの「りんご」とかいう萌え要素をぶっこんでくる葦原先生は二次界隈の燃料投下にも手を抜かない一次創作者の鑑。
 あとは説明に書いてある通り「言動がアレだろうと強い奴は強い」ですね。大体こういうキャラは噛ませと相場が決まってるんですが、「俺は黒トリガーなんでな」のセリフが象徴しているように、主人公側補正があろうが回想補正があろうが、勝てないものには勝てないというのが遵守されてるのがワールドトリガー


◆しかし何度読んでも
 風間隊の回想から敗走のシーンは素晴らしい。絆という言葉を一切使わなくても、絆は表現できるというお手本だと思います。
 菊地原や歌川が風間を慕っているのを見せて最後の最後で風間さんにデレさせるという手順がたまんねぇ。シーンラストの三上さんも表情だけで物語ってて、漫画ってすごいなって思いました。


◆太刀川さん登場
 本誌掲載時の感想記事で、八の字斬りだなんだって言ってましたけど、忍田さんの4回攻撃を鑑みれば、これは2回斬ってますね。
 
 あと国近さんが教えてくれたラービット討伐数ランキングだけど、これで全部だとすると他のA級部隊は何やってんだって話になりませんかね。ハイレイン隊長が「我々が出るのはミデンの戦力の底が見えてからだ」とか言ってたので、少なくとも人型ネイバーが出陣したあたりで大体出揃ってると考えざるをえないんですが。
 まぁ後のシーンでラービット倒してる三輪が、ここでは討伐数に入ってないので、他のA級たちも同じように非番だったからバラバラに参戦してて、まだ戦ってる最中だった、と解釈しておきましょう。


◆ラービットの設定
 色なし(プレーン体)が色付き(モッド体)に対してもっとも腕力が強いというのは初出ですね。奥寺とかむちゃくちゃ吹っ飛ばされてたもんなぁ。納得。
 一方色付きは説明がちょっと面白い。ランバネイン型とか普通に笑った。言われてみればそうだよ。あいつちょっと攻め手に困ったら、すぐビームで敵吹き飛ばそうとするもんな…。エネドラ型は言われてから読み直してみると、確かに微妙にウザい気がしてくるから不思議。7巻でいうと村上のシーンとか分かりやすい。おちょくってるポーズに見えてくる。


◆シールドが見やすい
 コミックスは紙や印刷がいいせいか、本誌では分かりにくかったシールドがはっきり見えますね。具体的にはランバネインが緑川の白兵攻撃に対して展開してるやつと、出水がランバネインの射撃に対して展開したやつ。
 特に後者、これよーく見てみると両防御で2枚シールド出してて1枚割られてる描写に見えません? 割られてるシールドがあるのすら本誌では気が付かなかったけど、出水の頭あたりにスクリーントーンで表現されてるのは、2枚目のシールドではなかろうか。茶野隊が防御できなくて出水が防御できた理由は色々ごちゃごちゃ予想を並べ立てましたが、「1枚は割られてた」と「両防御で2枚シールドだしてた」という理由追加ですね。


◆ランバネインのプロフィール
 こっちも外した!予想より歳食ってた。
 好きなものの「肉と酒」がもういよいよ武将ですね。完全にこれ武将らしさ優先で決めたろ。でも「空をとぶこと」っていうのはちょっとファンシーさがあってギャップありますね。
 あとデカい。エネドラも180越えてたけど202cmて。アフトクラトル人は背が高い人種なのかもなぁ。
 
 で、一番おもしろいのは「当初はここで負ける予定ではなかった」ですね。じゃあどこで負ける予定だったのかというと、迅&遊真でしょうね。理由はこのプロフィールページの次の話で迅本人がそう言ってるからです。
 実際は迅vsヒュース、遊真vsヴィザ、になってるわけですが当初はここにランバネインと玉狛の誰かが入ってくるような予定だったんじゃないかなぁなどと妄想。
 そうすると本来は敵四天王は準主役級以上が戦う予定だったところ、そうではない3バカ&B級連合が四天王の一角を受け持つことになったという意味が出てくるわけです。「だとしたら神変更だなぁ」という信者の妄想です。


◆迅の「ちょっと面倒なことになりそうだ」
 以前も言ったとおり、エネドラの本部強襲のことでしょう。迅がマジ顔なのは、死者がでることを予感したからでは、と新たな根拠を提示しておきます。


◆ボーダーポジション診断チャート
 「戦術派スナイパー」でした。ぐうの音もでない。


◆カバー裏
 女の子だったのかよ!! 藤沢がちょっと意識してたら甘酸っぱいな!!
 太一はエピソードが酷かった。来馬先輩とまとめて酷かった。彼みんなから名前の「太一」で呼ばれてるけど、年下キャラである以上に苗字が「別役」で呼びにくいのもあると思う。
 村上は今のところ年上や目上の人間にしか絡んでないので、修あたりと絡んだときにどんな感じの反応になるかは楽しみ。作者も気に入ってそうだし、鈴鳴第一絡みで1エピソードあったらいいな。

 

今回はこんなところで。
またすぐ来月に8巻でるというのが嬉しくて仕方ない。単純に9話収録される計算でいくと、エネドラ戦決着まで入るようです。