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今週のワートリ(大規模侵攻⑭)

31号分の記事です。追いつきました。


◆迅さんのトリガー
 ということで風神ではなくてスコーピオンでしたね。
 こうなると風神は本部に残っていると考えるのが妥当ですが、「黒トリガーを遊ばせておく手はない」って言ってたし、使わないという選択肢はないと思うんですよね。忍田さんが使ってエネドラと戦うと思ってたんですが…三輪というのも安直だしなぁ。

 あと迅さんのスコーピオン風間隊とかよりちょっと長くね?やっぱスーパーエリートはトリオン量も違うな!と思ったんですが、単行本で風間隊確認したらどうやら気のせいでした。
 デザインのせいかしら。風間隊の両刃直刀タイプが好きです。真ん中の空洞がSFっぽくてカッコええんよ。


◆迅vsヒュース
 迅さんいつも後退してんな。戦術目的がそんなんばかりだしなぁ。
 地下道は一瞬ボーダー本部への通用道かと思いましたが、こりゃ下水ですね。水が流れてないのは放棄地区だからだろうけど、ボーダー本部の水ってどうなってんだろう。
 迅さんの「弾が見えん!」は普通にわろた。戦場選択ミスじゃないですかスーパーエリート!分断を優先した結果なんでしょうけど、暗闇に溶け込む戦法といい圧倒的にヒュース有利。途中の反応や表情を見る限り、エスクードの罠にかけるための誘いというわけでもなさそう。
 一方ヒュースは圧倒的に火力が足りない。「火力がすごい」という描写はランバネインが全部持っていったのでやむをえないというところでしょうか。しかしこの範囲攻撃といい、喰らうごとに動きが制限されていくオプションといい、強いのは間違いないですね。ただ火力が足りない。


◆精神攻撃は基本
 バトルのたびに毎回どんなギミックが使われるのか楽しみにしてますが、今回は精神攻撃でした。地味ではありますが、既出情報である「未来視のサイドエフェクト」を応用して「なるほどそうきたか!」と思わせる納得&驚愕の展開でした。
 納得が大きすぎると地味になり、驚愕が大きすぎるとご都合主義の印象が強くなる。このバランスが絶妙なギミックでした。やってることは口での挑発ですし、結果エスクードで拘束しただけなんで地味は地味ですけど。


◆ヒュース
 怪訝な顔からの気付き、そして激昂と見事な三段ズームでした。「ヒュースは若さ押し」と何度か言ってきましたが、どうやら間違ってなかったようで一安心。
 今後の展開はどうなるんでしょう。一見迅さんが言いくるめて裏切らせてしまいそうな勢いですが、ヒュースからすれば裏切ったところで結局アフトクラトルには戻れず、ついでにこいつ真面目で頑固そうなんでその線は薄いかなぁ。戦後玉狛で徐々にミデンに馴染んでいくヒュースとかもすげぇ興味あるけど。
 よくあるパターンだと「ハイレイン様に確認することができた。ここは一旦退こう」あたりですかね。それか、ここは素直にやられてアフトクラトル編の伏線と化すか。


栞ちゃん
 風間隊の歌歩ちゃんは単行本のデータによると16歳なんですが、早生まれなのでおそらく学年は栞ちゃんと同じです。栞ちゃんが風間隊のオペレーターをやっていて、その後釜に納まっていることを考えても二人は割りと仲いいんじゃないかなと思ってます。


◆通信室
 本部基地って一般人は避難済みなんじゃないの?と思いましたが、必要な人員は避難せず仕事してたようですね。エネドラが暴れていったようですが彼はバトルジャンキーというか、歯向かってくるのを叩き潰してドヤ顔するのが好きそうなので、逃げるザコ相手にわざわざトドメさしたりはしなさそう。ということで死人がいなくても「運がよかったね」で済ませることはできそうです。
 死人がでるとボーダーの世間体には大きく響くでしょうし、それを青ざめた顔の根付さんで表現してるのは、こういうとこ芸が細かいなと思います。一方タヌキはまた株をあげていた。ほんとこの人ただただいい人ですよね。


◆護身用トリガー
 なるほど。
 身体能力の強化と「1回死ねる」という効果狙いでしょう。ベイルアウトはついてないだろうな。でも便利。


◆□△
 立方体さんかっけー!
 まさかの復活でした。しかもせいぜいランバネインに対した荒船隊ぐらいの役回りかと思ったらあれ?え、諏訪隊がメインで戦うの?
 相手はA級3位を退けた黒トリガーですよ?こっちB級10位ですよ?マジでやんの?あ、武装が有利なのね。そうですか、風間さんが言うならそうなんでしょうね。でもほら、この人セリフカッコいいけど腕とかあっさり切られてるよ?本部なら他になんぼでも強い人いるでしょ、わざわざこの地味な人たち再登場させてどうすんの?あああああギミックまで出してきたよこの作者本気だよ!しかも仮想戦闘モードってオマエそれずりぃだろおいおいどうなんの!

 ユーマと迅さんがバラバラに戦うことを選択したことで宙に浮いてしまった集団戦需要。どうやらこの戦場で供給してもらえるということでよろしいですかね。
 さすがに諏訪隊だけで勝利とはいかない気がするけど、このあたりの予想は当たったためしがない。個人的には風間隊の歌川と菊地原が絡んでくれると言うことないです。

 諏訪さんのキャラ好きです。「さすがA級、簡単に言ってくれるぜ!」とか「来いよミスター黒トリガー」とか、今週だけでも虚勢バリバリ痺れるセリフのオンパレード。裏表のなさそうなシンプルなキャラクターに似合ってるんでしょう。


◆落としたショットガン
 腕切られたときにショットガンを落としているんですが、最後のコマでは持ってますね。諏訪さんがショットガンを二丁持ってるのは周知の事実かと思いますが、最後のコマのショットガンが何らかの方法で落としたものを回収したのか、あるいは二丁目を出したのか、今後の考察に関わってきそうなので来週以降も注目しようと思います。


◆仮想戦闘モード
 今週の問題はこれ。ここから全部僕の仮説妄言。
 「仮想戦闘モード」について3巻での栞ちゃんの説明によれば「コンピュータとトリガーをリンクさせて、トリオンの働きを擬似的に再現する」とあります。つまりどういうことやねん、という問いへの回答は4巻の嵐山さんのセリフ「仮想戦闘モードではトリオン切れはない」「ケガもしない」が適当かなという印象です。つまり諏訪さんと笹森くんは今後いくら切られても刻まれてもベイルアウトに至らないということでしょう。エネドラさんマジギレ必至。
 この現象はコンピュータ(とおそらくネイバーの技術の複合)によって空間に描画されているイメージだと思うので、エネドラとしてはその描画機構を潰せばいいんでしょう。この人部屋ごと壊すの得意だし、わりとあっさり成し遂げそうだな。いや、部屋も多少のダメージじゃ再描画されるのかしら。
 さておき、描画機構を壊されたら諏訪さんが受けてた腕のダメージは戻ると考えるのが筋でしょうね。本来は切られてるトリオン体に「切られてないトリオン体」を上書き描画してるようなイメージなので、それが解除されると元の状態にもどるということです。
 また、この無敵効果はエネドラには及ばないと考えます。理由はエネドラのトリガーのデータがコンピュータにはないからです。再描画しようとして参照するデータがなくてエラーを吐くことでしょう。
 以上のようにとんだチートギミックの仮想戦闘モードですが、「仮想戦闘モード」などというさも現代科学技術で作りました的システマチックな名前がついているからそう感じるのであって、これに「コンピュータと連動して、一定の空間内での味方のトリオン体の破損減少を無効化する据え置き型トリガー」として適当にカッコいい名前をつけてやれば割とアリな気がしてくるのではないでしょうか。僕はしてきました。

 で、諏訪隊の今後の戦闘ですが、これは風間さんの指示に従ってショットガンぶっぱ&ぶっぱでしょう。トリオン無限ルールなので全力で撃ちたい放題です。エネドラはエネドラで移動中の余裕のノーガードぶりから弱点は偶然撃ち抜かれるようなところにはないんでしょうね。右目が露骨に怪しいですし、目なら狙われてることも分かりやすい(=不意打ちでやられる前に緊急回避できる)ので、僕は右目がデフォの弱点位置という意見に一票いれときます。あとはトリオン切れ狙いもありですね。
 さきほども言ったとおり個人的には風間隊残党に活躍してほしいので、諏訪隊にはエネドラの弱点を追い詰めて追い詰めて追い詰めて、あと一歩というところで仮想戦闘モードを強制終了させられてベイルアウト。勝ち誇るエネドラ、だが同時に追い詰められ露見した弱点を後ろから歌川が両断!みたいな展開を要求します。

 

ということで今週は以上です。
太刀川か本部の虎か、はたまたまだ見ぬA級か!と言われていた対エネドラ要員ですが、まさかまさかの諏訪隊でした。ほんとこの作者、全キャラ見せ場作る気なんじゃないの?ごちそうさまです!

明日が楽しみ!おやすみなさい!